瑞巌寺
日本三景松島を巡る前に、伊達政宗の菩提寺である瑞巌寺にお邪魔しました。写真は慶弔14年に政宗公が建設した総門です。扁額「桑海禅林」(そうかいぜんりん)と書かれた文字が目立ちます。これは扶桑と呼ばれる日本の、海辺近くに建つ禅の寺(林)」という意味を込められたものだそうです。
本来総門から先の参道には13体ほど像がならんでいたそうです。
この杉並木は震災の際300本ほど枯れてしまったもよう。今月中(8月現在)にも伐採される予定だそうで、津波は実際には参道までびっしりと入ってきたとのこと。目の前は海ですもんね。
瑞巌寺には特徴的な洞窟群が存在します。お寺にこのような洞窟群があるのは珍しいですね。しかも海沿いというのもまた珍しいポイントです。ここは元来、納骨や供養の為の施設で、鎌倉時代から江戸時代まで活用されていた模様。松島は浄土往生を祈念する神聖な霊場であったため、古来から「奥州の高野」と呼ばれています。
冷んやりとした感じなどは、なんとなく高野山に似たたたずまいでした。ここに配置されている像は日本各国から集められているようで、地元の寺から寄贈されたものもありました。
こ、、これは…
ところで瑞巌寺界隈には奥の細道の道標がちょこちょこと立っており、芭蕉の足跡を追うことができました^^
松島と五大堂
坂上田村麻呂が建立したといわれる五大堂。後に伊達政宗が再建してるのですがやはりこの位置にあるだけあって潮によるダメージが結構みられました。
五大堂に架かる透橋です。けっこう人通りが多いのでクリアな状態で撮ろうとみんながんばってました^^;
帰り際に雑貨屋兼せんべえ屋に立ち寄りました。
大人の腰くらいの高さまで水没してしまったようで名残が柱に残ってました。せんべえには目もくれずソフトクリームで一服。
松島海岸沿いのお食事処ではこんな傷跡も。。。
壮絶な被害が想像できます^^;
この日はたっぷりと観光できたので早めに切り上げて、この旅のひとつの目的だった石巻見学に備えます。